表具への想い
表具とは紙・布を張り、巻物・掛け軸・書画帳・屏風(びょうぶ)・襖(ふすま)などを仕立てること。
そこには二つの大切な責任と役割があると私たちは考えます。
一つは日本の豊かな文化が今に残す書や絵画などを長く保存すること、もう一つは書や絵画と一体となった全体をより美しく味わい深いものにすることです。
弊社では、長年培った専門家としての知識、経験、感性をもとに、書や絵画などそれぞれの持ち味、特徴に即した様式、また、日本人の四季折々の情感、美意識に響く美しい掛け軸を仕立てるよう心掛けております。
取扱う素材
絵画
掛け軸
表具事例:絵画
色褪せやシミ等で本来の色合いが失われているものを、良き時代の古さを生かす為に水洗いのみで処理しています。
表具事例:掛け軸
水で洗い流したあとネオクロール200倍液で1回塗り、さらに100倍液で20分間浸透させる
脱塩素剤10g+水1リットルで10分間漬け、洗い流し、自然乾燥
表具事例:書画
ケミクリン10%、浸透剤5%、水85%を刷毛でまんべんなく塗る